線路がすぐ近くにあり、電車の音は日常だった→ある時、妙に長い電車の音が聞こえ、それが「グオォ!!ウオォ!!」と叫ぶ男の声だと分かり…

1: 以下、名無しにかわりまして裏島哲郎がお送りします:2004/04/04(日) 04:44:44.44 id:Ur4Ma6T

俺が昔住んでた家は、線路がすぐ近くにある場所だった。

なので、電車が通り過ぎる音がうるさくてしょうがない。

その日は、昼間ずっと遊んでいて疲れてたので夜の10時くらいには寝てしまっていた。
うつらうつらしてると電車の通り過ぎる音がした。

「ガタンゴトン。ガタンゴトン。」

注目の記事リスト

ああ電車が通ったんだなと、いつもの様に、特に意識もせずにいた。

10年以上この線路沿いの家に住んでると、騒音にも慣れてくるものだ。

「ガタンゴトン。ガガゴゴトントン。ガタンゴトン。」

普段は聞き慣れているのだが、この時はなんか変だなと思った。

目が完全に覚めた俺は、この電車の音がやけに長い事に気がついた。

とっくに聞こえなくなってもよいはずの音。だんだん怖くなってきた。

すると、音は人の声の様になって、

「グオォ!!ウオォ!!グアァ!!ウアァ!!」

と叫び声のように変わっていったのだ。

部屋の窓のすぐ向こう側から聞こえてくるので、逃げるように部屋から出た。

それからしばらくは、電車が通り過ぎる度、怖くてしょうがなかった。

寝る時は、なるべく耳栓をしていた。

しかしあの時の男の叫び声は、今も頭から離れないでいる。

 

管理人
管理人

リアル奇人だったとして、それはそれで恐怖…

コメント

タイトルとURLをコピーしました