1: 以下、名無しにかわりまして裏島哲郎がお送りします:2004/04/04(日) 04:44:44.44 id:Ur4Ma6T
子供の頃、河川敷の草むらに仲間5人くらいと秘密基地を作ったんだ。
そこそこナイスな基地になったんで、皆で色々な物を持ち寄って、基地をより良い快適空間にしようってなったんだ。
そこで貧乏でアホだったA君は、持ち寄る物が無いって言うので、寺か神社かに捨てられてたのか、祭られてたのか、の人形を持ってきたわけ。
それで事件はここからですよ、刑事さん。
なんか俺達が基地に入ろうとすると、中から人の気配がするんだ。
もしかして秘密の脱出口からの侵入者かも知れないっと思って、俺たち忍者部隊が裏の脱出口に待機し、正面の部隊が基地に突撃した。
しかし、そこには誰も居ない。
基地の中央には、アホの人形のみポツンと置いてある。
誰かが俺たちの基地に忍び込んだに違いない。
そう思った俺たちは張り込み捜査を決行した。
水中眼鏡にシュノーケルを装備し、日が暮れるまで隠れて秘密基地を見張った。
すると、誰もいないはずの基地の中から物音が聞こえるではありませんか!
考えられる侵入経路は全て監視しているのに関わらず、犯人は中に居るのだ。
怖くなった俺たちは、科学の申し子と噂されるB君に全てを託した。
B君は猛烈に嫌がったが、屈強な俺たちの前では従うしかなく、泣く泣く、中の様子を伺った。
B君は中の様子を見た瞬間、俺たちの方に全力で走って来た。
俺たちはそんなB君が怖くて、全員でB君からダッシュで逃げた。
B君は皆が逃げる姿を見て、さらに恐怖を感じ、泣きながら迫って来る。
俺たちも必死の形相で泣きじゃくるB君がさらに恐怖。
そんな死の連鎖でみんなテンションMAX!
口々に、
「お化けが出た!」
「ジェイソンがいた!」
と嘘つきまくる。
もうB君の、
「基地の中で人形が”おきあがりこぼし”みたいにバッタンバッタンしてた」
などと、程度の低い真実は無視されてた。
今となっては笑い話みたいだけど、当時はジェイソンが家に来るんじゃないかと死ぬほど怖かったよ。

いやいやB君が目撃した真実も十分怖いわw
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