原付でうちの裏山を走っていると空に赤い鳥居が2つ浮いていた→そのままそれをくぐり抜けたら翌日から高熱が出て、母に鳥居の事を話すと血相を変え誰かに連絡し始め…

1: 以下、名無しにかわりまして裏島哲郎がお送りします:2004/04/04(日) 04:44:44.44 id:Ur4Ma6T

俺が体験した話であまり怖くないかもしれないが、ちょっと前の仕事が休みだった日、原付でうちの裏山を走ってたんだよ。

そしたら空にぽっかりと、赤い鳥居が2つ並んだ状態で浮いてるんだよ。

赤い鳥居が浮いてるっていうより、宙にぼやけてるって感じかな。

道なりにその鳥居があったから、走り抜けたんだよね。

だからちょうどくぐった感じ。2つとも。

家に帰って、その日は普通に過ごした。

問題は次の日からで、高熱が出て、薬を飲んでも病院に行っても熱がさがらないんだよ。

母親に「何か最近変わったことはなかったか」と聞かれて、息も絶え絶えで鳥居の事を話したんだよ。

そしたらうちの母親が血相を変えて、「Aさんに連絡しないと!!!!」って電話してた。

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Aさんってのはユタ(うちの地方じゃ呪い師みたいなもの)だ。

ほどなくしてAさんがやってきて、俺をみるなり「あぁ、これは相当やられてるね・・・」って言って来たんだよ。

何にやられてるのか、何をやられてるのか、全く聞けなかった。

身体が動かなくて、声も出なかったんだよ。

それなのに家の仏壇の前に寝かされて、Aさんがもってきた酒やら米やらを仏壇に並べ始めた。

「鳥居を2つくぐったんだね?」と聞いてきたから、かすかに頷いた。

「あんたの先祖に守ってもらうように今から頼むけど、それが出来なかったら、あんたは悪いけど、ここで命が切れてしまうよ」と、物騒な事を言うんだよ。

Aさんはなにやら呪文みたいな言葉を唱え始めた。

俺が聞き取れたのは、「マジムン」「グソー」「ニライ」の3つだけで、呪文みたいなものが書かれた紙で体を叩かれておしまい。

Aさんが、「どうにか切り抜けた。あんたよかったね、毎年墓参りにちゃんと行ってて」て言ってきた。

俺、何となくなんだけど、墓参りだけは親と一緒に行くのを欠かさなかったんだよ。

それが幸いしてたらしい。

で、Aさんが「次に鳥居を見たらすぐに離れること。絶対くぐってはいけないこと」と言い残して去って行った。

次の日、嘘みたいに熱が下がっていた。

母親にどういう事か聞いてみたら、「世の中知らない方がいい事もある」と、最初取り合ってくれなかったが、しつこく聞いてみたら、

・俺の家系に関係している
・鳥居をくぐったら8割の確率で死ぬ
・鳥居の数はその人が生きた年数に応じて違う
・雨の日は鳥居は出ない

としか教えてくれなかった。

これが今まで平和に暮らしてきた、俺の唯一の洒落にならなかった話。

読んでくれてどうもありがとう。

 

管理人
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鳥居は人間と神様の世界の境界線とも言われてるからねぇ

帰り道の鳥居が無いから連れていかれる=死んじゃうんだろうか…?

コメント

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