1: 以下、名無しにかわりまして裏島哲郎がお送りします:2004/04/04(日) 04:44:44.44 id:Ur4Ma6T
自分の父親が病気で重態だった時のことなんだけど・・・。
毎日、朝の9時から夜の9時まで、病院で付き添いをしていた。
泊り込みの付き添いは、禁止されている病院だった。
その頃、東京に住んでいたから、ノートパソコンだけを実家に持ち帰った。
帰宅すると、父親の書斎の机の上にある電話ケーブルを抜いてPCに繋ぎ、ネットを楽しんでたんだよね。
母親もいないし、実家には自分一人っきりだったけど、生まれ育った家だし、怖くはなかった。
ある夜、深夜2時を回ったくらいだった。
いつものように父親の机でPCに向っていると、目の前の電話が鳴った。
受話器を取ると、
「父が危篤に陥った」
という病院からの知らせが・・・。
とりあえず病院まで急いで行ったが、その日の夜のうちに、父は帰らぬ人となってしまった。
親戚に後を頼んで、父を迎える準備をするため、家に戻った。
そこで自分の目に飛び込んできたのは・・・
ケーブルが抜かれたままの電話機。
ケーブルは、ノートPCに繋がれたままだったんだ。
鳴るはずのない電話だった・・・。

管理人
誰が教えてくれたんだろうね
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