1: 以下、名無しにかわりまして裏島哲郎がお送りします:2004/04/04(日) 04:44:44.44 id:Ur4Ma6T
俺が小学校に上がって少しした頃、親父と一緒に風呂に入った時に
「どっちが長く潜っていられるか競争するぞ」
と言われて、「せーの」で潜ったんだけど、20秒もしないうちに親父が上がった気配があったから、やけに早いなと思いながら俺も上がろうとしたら、突然すごい力で頭を押さえ付けられて、グッと沈められたのね。
訳もわからないし苦しかったから、おもいっきり暴れたんだけど、親父が力を緩める様子は全くなかった。
子供心に「これはヤバいんじゃないのか?」と思い始めた時、おふくろがタオルと着替えを持って脱衣所に入って来たみたいで、それに気づいたのか親父の力が抜けたのね。
「今だ!」って思ったかどうかは定かじゃないけど、まだ頭の上にあった親父の手を払い退けて、湯槽から飛び出さんばかりの勢いで上がり、荒く呼吸をしながら親父の顔を見たら無表情なの。
何の感情もこもってないような目で俺を見つめて、だけど声だけは明るく、おふくろと何か話してる。
俺は恐怖と混乱で、おふくろに助けを求めようにも声は出ないし、息をしてるはずなのに苦しさが増していくようで、体を動かすことも出来ずにいたんだけど、話が終わったのか(実際は二言三言だと思うが、俺には長く感じた)、おふくろが脱衣所を出て扉を閉めた瞬間、親父がいつもの顔に戻って「そろそろ上がるか」って笑顔で言った。
不思議なことに、その笑顔を見た瞬間に恐怖と混乱は嘘のように消え去り、呼吸も落ち着いて、体も動くようになったんだけど、そのあと脱衣所で親父に頭を拭かれながら「もうお父さんと風呂に入るのは卒業だな」と思ったのを覚えてる。

親父さんサイコパス…?
それかお風呂で親父さんに押さえつけられた
くらいのエピソードは本当にあったのかもね
それ以降は別の記憶と混ざって作られたのかも?
コメント