ヤクザハウスっていう廃屋に友人3人で忍び込み、はしゃいでいると物音がした→見に行くと足跡があって、それを辿っていくと写真があり…

1: 以下、名無しにかわりまして裏島哲郎がお送りします:2004/04/04(日) 04:44:44.44 id:Ur4Ma6T

Y市S町に、ヤクザハウスっていう廃屋があった。

住んでいたヤクザが殺され、幽霊が出るという噂。

当時小学5年の俺と子分のA、Bで探検に行った。

ヤクザハウスは2階建の立派な日本家屋だった。

けれど、今は荒れ果ててひどい有様。

ゴミやジュースの缶が散乱していた。埃っぽい。

畳の染みを見て、

「ここで撃たれたんや!」

脳天気。

1階をグルッと見て、3人で2階へ。

階段の途中で、突然、下からの物音が聞こえた。

バン!ドンドンドンドンドンドンドン!

ドアの開く音がして、荒っぽい足音が玄関の方へ。

注目の記事リスト

「誰かおる!」

俺ら、ビビったけど下へ。

さっきは無かった油っぽい足跡が、玄関まで続いてる。

それを辿って、開いているドアを見つけた。

階段の裏側。見逃してた。

「A、覗いてこい。」

そーっと覗いたAが立ち竦む。

「大丈夫か~」

慌てて、2人で助けに行った。

友情。

Aの所へ。

俺とBも部屋の中を見た。

呆然。

無数の写真。

部屋にはそれしか無い。

家具もない。

写真は、壁や窓、ドアの裏にもベタベタ貼られている。

風景。

建物。

男や女。

車。

血塗れヤクザ。

AとBと俺。

「気色悪ぅ~」

Bが呟いた。

俺はガクガクブルブル。

俺たちの写真?いつの間に撮った?いつ現像した?

 

管理人
管理人

携帯小説かな?

コメント

タイトルとURLをコピーしました