深夜の廃校の鉄棒に女の子がいた→あっけにとられる僕らの前で、その子はくるくる回り出し・・・

185 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/30 19:59

三年前の今ごろ、友人が4WDの新車を買った。
慣らし運転に誘われて、週末の深夜ドライブした。
性能を試したい友人は、未舗装の山道に入っていく。
快適なドライブとは言えないが、街灯のない真っ暗な悪路はスリルがあった。
それでも助手席にいるとかなり疲れた。
 「少し休もうぜ」そう声をかけたものの、車を止める場所が見当たらない。
しばらくすると県道に出た。
過疎が進んだ農村らしく、明かりのついた人家はなかった。
「自販もないしなあ、もうちょっと行ってみるか」
 僕はゆっくり一服したかった。
「ここでいいよ」
 僕らは廃校の入り口に車を乗り入れた。
友人も喫煙する方だったが、車内に臭いがつくのを嫌い、我慢していたようだ。
「そうか」僕らは外に出て、タバコに火をつけた。
僕は校庭に入って、古タイヤのサドルに腰掛け、何か懐かしい気分に浸っていた。
友人は車のサイドパネルについた泥を落としていただろうか。

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187 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/09/30 20:18

「おいっ」
何かに驚いた顔で、友人は僕の背後を指差した。
つられて振り返ると、少し離れた場所に女の子がいた。
鉄棒に片足をかけ、ぴんと背筋を伸ばした姿勢でこちらを見ている。
月明かりで表情までは分からないが、おかっぱ頭に体操着だった。
 あっけにとられている僕らの前で、その子はくるっと前転した。
一回、二回、三回、勢いをつけて回りだした。
僕らはその様子に魅入られたかのように、声もなく見つめていた。
 尋常でないのはすぐに分かった。
スピードが加速し、人の姿には見えなくなった。
不思議なのは、ぶーんという音がしたことだ。
「行こう」
 その女の子が回転してる隙に、僕らは逃げ出そうとしていた。
なぜか怖いというより、ひしひしと身の危険を感じた。
 「変なもの見たな」
友人はため息をついてつぶやいた。
僕はまるで夢を見ているようだった。
管理人
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高速回転少女か・・・

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