1: 以下、名無しにかわりまして裏島哲郎がお送りします:2004/04/04(日) 04:44:44.44 id:Ur4Ma6T
運送会社の配達員をしていた頃の話。
いつも通り昼間の配達に回っていた。
それは繁華街の路地裏にある、築うん十年も経ってるであろう、古くて人気もない雑居ビルに行った時のこと。
真夏だったし割と上階へ登らなければいけなかった為、つい怠けてエレベーターを使おうとした。
ボタンを押すと、すぐ扉は開いた。
と、突然女性が酷い顔をして「うわあああ」狂った様に叫びながら飛び出してきて、思わず後退りした。
その女性はそのまま繁華街へと走って消えた。
何だろう、酷い事でもされたか?ラリってるのか?
こんな湿っぽい雰囲気のビルだ、中で何やってるかわからない・・。
恐る恐るエレベーター内を覗いて確認するが何も無い。
階段から人が降りてくる気配も無い。
不気味だな、さっさと荷物置いて出よう。
そう思いながらエレベーターに乗った。
荷物の宛先は8階。
おかしい。
ボタンがひとつしかない。

管理人
ひとつしかないボタンは「閉」のボタン。
つまり、このエレベーターの扉は外からしか開けることができない。
次に誰かがエレベーターを使うまで閉じ込められてしまうということ。
冒頭が「~頃の話」とあるから、又聞きか体験談かは分からないですが。
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