1: 以下、名無しにかわりまして裏島哲郎がお送りします:2004/04/04(日) 04:44:44.44 id:Ur4Ma6T
以前に住んでいたところでの話。
子供が産まれてすぐに引っ越した先の家は2LDKで日当たりもよく雰囲気も最高だった。
当然霊など考えも及ばず、自分も全く信じていなかった。
ある日の日中、和室の寝室の襖が十センチ程開いていることが妙に気になった。
ついさっき干した布団をしまったばかりで、しっかり閉めたはずだったのに。
でも勘違いなんて良くあること、子育てにばかり気がいって、つい中途半端にしてしまった、と気にせずにいた。
それから、また忘れた頃に同じように襖が十センチ程開いていることが何回かあった。
だけど、気のせいにしていた。
霊なんて全く信じていないので、逆に自分が疲れすぎて、勘違いが増えたのだと思い、そのことに不安を感じた。
無意識に毎回十センチ程閉め忘れるなんて変だなと。
なので、ある日再び十センチ開いていたのを見つけたとき、声に出して「はい、今閉めた、よし、閉めた」なんて独り言と共に指さし確認をしてしまった。
ちょっと恥ずかしいことをしたな、などとひとりで照れながら子供の元へ向かい、抱っこして振り返ったら襖が全開していた。
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