246:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/20(月) 12:40:19.97 ID:zFj7iz3U0
大学生のジョンとボブは、放課後教室に残って雑談をしていた
ジョンはネットでコックリさんを知ったらしく、教室でやろうと言い出した。
変なネーミングに興味を持ったボブもノリノリである
アメリカにもウィジャボードと言ったコックリさんの類いがあるため、準備は簡単だった
2人は1セント硬貨に指を置くと「コックリサーンコックリサーン」と片言の日本語で呪文を唱えた
しかしコインはピクリとも動かない
最初はおふざけでやっていた2人だが、何度も挑戦するうちに真剣になってゆく
あたりも暗くなり諦めようとした次の瞬間
張り付いた様に動かなかったコインがズルズルと何かに引っ張られるように動きだした
2人は顔を見合せて「お前がやってるのか?」と同時に言い放った
「と、とりあえず質問してみろ」と、ボブ
ジョンは咳払いをすると「俺の彼女の名前は?」と尋ねた
コインはズルズルと動いてkateを示す
「お前、知ってたのか?」
「初耳だぞ…」
「じゃあこいつは本物だ!」ジョンは驚きを隠せない
それから2人は知人の交友関係や試験の問題、次期大統領やケネディ暗殺の真相など多くの質問をした
やがてジョンとボブはコックリさんが何者なのか興味を持った
「あんたはいったい誰なんだ?」
やはりコインはズルズルと動き、s.a.t.a.nを示す
「サタン…」2人の背すじに悪寒が走る
「今、どこにいるんだ?」コインが動く
「机の…下…」2人の間に緊張が走る
「ちょっと覗いてみろよ」ジョンが促す
ボブは頑なに拒んだがついに好奇心に負け、屈みこんで頭を机の下に潜りこませた
「何かいたか?」しかし返事はない
ボブは背中を見せたままピクリとも動かない
不安になったジョンは少し離れると机の下を覗いた
そこに見たものは
頭部を切断されたボブだった

急にアメリカンホラーになるやん
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