1: 以下、名無しにかわりまして裏島哲郎がお送りします:2004/04/04(日) 04:44:44.44 id:Oh9Puha
今から15年前私が会社の仕事でお客様宅へ訪問した時の話です
その家は周辺の家に比べひどいあばらやで入口近くに大きな杉の木がたっていました
玄関を入ると中には60歳くらいの男の方がおられました
その方は車椅子にのっていてほとんど口も利けない様な状態でした
仕事は1時間くらいで終わりお金を頂き外へ出るとすっかり暗くなっていました
少し歩いて車までもどりかえる準備をしていましたら、近所の奥さんらしい人が2人こられて、今あの家へいかれましたかと聞かれ、つづいて足の不自由な人がおられましたかと質問されました
私は今見たこと感じたことなどを話しましたら、
やっぱりねー という返事があり何のことですかと問い直すと、
二年ぐらい前その方は亡くなっていますが、時々近所で見かけるとのうわさがあった とのことでした
何度かその家をしらべてみたそうですがまったく人の気配はなく生活した痕跡もなかったとのことでした
その後のお話ですが会社へ帰り受領したお金を会社へ入金した後経理から
伝票に記入してある発行したはずの領収書番号が欠番になってるとの連絡があり、
調べたところ連番のはずの領収書のその部分が一枚だけ欠番になっていました
それから一年後同じ場所へ行ってみましたが、家は朽ち果て雑草が生い茂り
唯一の目標の杉の大木のみが立っていました。
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