1: 以下、名無しにかわりまして裏島哲郎がお送りします:2004/04/04(日) 04:44:44.44 id:Oh9Puha
漏れが小学生の頃、キャンプが大好きで夏休みは毎年Y○CAなんかの
長期キャンプに出かけていた。
当時の漏れは幽霊とかそういう物は一切信じていなくて、
真っ暗な夜の森なんかも一人でも物怖じもしませんでした。
小学校5年生の夏の信州サマーキャンプで夜に肝試しをやった時の話。
その肝試しは、男女4~5人でグループを組んで、
宿舎からすぐ裏の山の中腹にある廃屋まで行って、
そこの中に置いてあるカラーボールを取ってくるという内容でした。
漏れはかなりのDQNだったので、一緒に行かずに常に先回りして、
メンバーを脅かし、もてあそんでいたのでした。
漏れのグループは一番最初の組だったので、
脅かしながらにふっと思いついたのが、
廃屋に先回りして仕掛けを作ってもっと脅かしまくってやろうと。
漏れはダッシュで山道を駆け上がり、
廃屋にたどり着いたのとき、なにやら廃屋のなかから物音がしました。
そのとき漏れは、きっとリーダー(引率の先生や大学生?をそう呼ぶ)が
先回りして、廃屋で脅かすつもりだな・・・と思ったので、
逆に脅かしてやろうと、裏口見つけてそこからはいったのですが、
廃屋のなかにいたのは、犬ぐらいの大きさの動物で、
くちゃくちゃと音を立ててなにかを食べていました。
これはマズイと思って、
足元にあった、おかず皿を投げつけたのですが、
それが見事なぐらいに頭にヒットして、
”キャン”と凄まじい悲鳴をあげました。
やった!これで追っ払える!と思ったのですが、
その動物はこちらを睨みつけただけだったので、
さらに手に持っていた皿を投げつけ、当たったと同時にその動物は、
たしかに人の言葉で”ゆるさない”とか”ゆるすまじ”みたいな事を叫んだのです。
さすがにこれにはおどろいて、一目散に逃げて宿舎まで戻り、
事の次第をそこにいたリーダーに話したところ、
2~3日前から、麓の村に野犬が出て鶏が何匹もやられたので、
注意をするようにと言われていたらしく、
人の言葉はともかくとして、野犬が出たと判断したようで、
安全の為に肝試しは中止になったのでした。
その後の夜、その事を同じ部屋の仲間に話したのですが、
それがきっかけで怪談話が始まって、
みんなで布団なかでゴソゴソと話していたときでした、
床の下からゴソゴソと音がしたのでした。
みんなが何だろうと聞き耳立てて聞いていたところ、
その音は止んで、”覚えていろよ”と一言叫び声が聞こえました。
他の仲間も声をはっきり聞こえたらしく、
何人かがパニックになり、収集がつかなくなり、
リーダを呼んでようやく落ち着いたころには、もうほとんど朝でした。

菊池風磨だった可能性が…
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