1: 以下、名無しにかわりまして裏島哲郎がお送りします:2004/04/04(日) 04:44:44.44 id:Oh9Puha
俺は土砂降りの中、フード付きの停留所で一人、最終バスが来るのを待っていた。
程なくしてバスが来ると、雨を避けるように急いで乗り込んだ。
バスの運転手は俺が座るの見届けてから、ゆっくりとドアを閉めてくれた。
「なんだ、雨宿りか…」
運転手がボソッと呟いた。
「俺」は停留所で一人でバスを待っていた。
しかし、バスの運転手には「俺」には見えないもう一人の誰かが見えていた。
そのため、「俺」がバスに乗り込んでもすぐにドアを閉めなかったのだと考えられる。
そして、その誰かは結局バスに乗らなかったため、「なんだ、雨宿りか…」と呟いたのだろう。
しかし、バスの運転手には「俺」には見えないもう一人の誰かが見えていた。
そのため、「俺」がバスに乗り込んでもすぐにドアを閉めなかったのだと考えられる。
そして、その誰かは結局バスに乗らなかったため、「なんだ、雨宿りか…」と呟いたのだろう。
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