328 :本当にあった怖い名無し:2007/03/04(日) 02:33:06 id:zfcohe7Z0
去年の夏、怪談話が好きな友達が「百物語をしたい」と言い出し、五人程集まって私の部屋で百物語をした。
一人暮らし用のアパートの狭い一室に百本もロウソクを立てられないので十本だけ灯し、十話ごとに消していくことにした。
誰でも知ってるような話から各自の実体験まで色々と話していたら、七十話目の時に七本目のロウソクが勝手に消えた。
五人で顔を見合わせたが、「まぁ偶然だよね」と無理やり納得して百物語を続行。
ところが八十話目の時にも、八本目のロウソクが勝手に消えた。
さすがに怖くなったが、言いだしっぺの友達が「途中でやめたくない」と言うので続けた。
九十話目、やっぱり九本目が勝手に消える。
メンバーの一人が泣き出してしまい、言いだしっぺの友達も「やっぱ危ないかな……」と呟き出した。
全員動揺していたし、泣いてる子は泣きやまないしで、結局中断することになった。
部屋の電気を点けて、残った一本を消した。
その瞬間、部屋の窓が「バシーン!!」と大きく鳴った。
叩いたとか、風で鳴ったとかそういう音とは明らかに違う、異常な音だった。
全員がびっくりして、すぐにカーテンを開けて確認したが、外は見通しがきく広い道路なのに誰もいないし、窓には何の異常も無い。
泣いてた子はパニック状態になるし、他も「こんな事があった後に夜道を帰る気になれない」ということで、パニックの子を宥めつつ夜を明かした。
あの時続行せずに続けていたら、一体何が起こっていたんだろう。
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