彼女からの最後の留守電

1: 以下、名無しにかわりまして裏島哲郎がお送りします:2004/04/04(日) 04:44:44.44 id:Oh9Puha
数年前、友人Kの彼女が事故で亡くくなりました。
周りから見ても、K達は凄く仲が良くて、そろそろ結婚か?なんて言われてる時のことです。
その死に方というのが、Kの彼女が会社の帰りにKの家による旨を、
公衆電話からKの家の留守電に入れている時に、その公衆電話にトラックが突っ込むという悲惨な物でした。
だからKの留守番電話には
「あ、私。今から行くから待っててね」
という彼女の声の後に、タイヤのスキール音。
そして彼女の悲鳴。
公衆電話の破壊される音。
彼女の事故の一部始終が、克明に録音されてしまっていたのです。

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それからのKは仕事も辞め、外出もせず、見ているのが辛いほどにやせ衰えていきました。
しかし、私達は懸命にKを励まし続け、その甲斐もあってかKも何とか
「俺がこんなんじゃ、あいつも悲しむに違いない」
と立ち直りはじめたのです。
そして数日後、やはり彼女との思い出が多すぎる今の部屋はKにとって辛すぎるらしく、
Kが引越しをするということになり、仲間皆で引越しを手伝うことになりました。
朝から始めた引越し作業も、夕方近くになり、何とか大方のものを運び出し終え、あと少しとなった時のことです。
突然、友人がはずしていた電話機からあの時の留守電の音声が・・・。
「あ、私。今から行くから待っててね」と・・・。
それを聞いたKは真っ青になり、またふさぎ込んでしまいました。
私は留守電をはずしていた友人を外に連れ出し「なぜ気をつけないんだ!」となじりました。
しかしその友人は、ぼそっとこう言うのです。
「ありえないよ・・・だってコンセントつながってなかった。
いやそれどころか、テープは先に取り出しておいたのに・・・」

 

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