東北の旅館に泊まった時、暖かくもてなされ満足していた夜、仏壇から白い煙が出て来て女性の姿になった→その姿は旅館の娘さんに似ており…

1: 以下、名無しにかわりまして裏島哲郎がお送りします:2004/04/04(日) 04:44:44.44 id:Ur4Ma6T

もう2年以上前の話だけど当時自分は東京からアチコチの地方に出張に出かけてました。

出張といっても、1~2週間程度でビジネスホテルやら旅館を転々と泊まり歩いてた頃の話です。

東北のある地方都市の旅館に宿泊した時の体験ですが、それまで自分は、いわゆる幽霊とかそういうものを全然信じたりするタイプの人間ではなかったのですが、あの体験以来! 少しですが、信じるようになりました。

最初に断っておきますが、あまり怖い話じゃないです。

その旅館に泊まったときは約2週間くらい仕事で滞在する予定で、出かけました。

少し古いけど、中は新しく自分のような出張組みが何組か泊まっていました。

料金はすごく安かったけど家族の方がとても気さくで非常に良くしてくれたので、自分の中では「こういうアットホームな雰囲気の旅館もいいなぁ」とか勝手に思ってしまった程です。

まぁこれには訳があったのですが・・・・・・

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そこの旅館の家族は、おじいちゃん おばあちゃん 旦那さん 奥さんと高校生くらいの娘さんで経営してて、泊まった一日目から、ご家族の方々と挨拶をしました。

一家全員で家業に専念してる訳ではなく、旦那さんはどこかに勤めてるようでしたが、何故か挨拶を交わせる状態でした。

通常というか今まで宿泊した旅館では一家全員で経営してる旅館以外は、ご主人や年頃の娘さんとかは、あまりお客の前に出て来るのって稀ですが、そこの旅館は何故か自分の前に顔を出しますし、皆さんが気さくに声をかけてくるので

「これがこの旅館の営業スタイルなんだ」

と勝手に納得してましたw

実際、小さいながらも宿泊客も多く繁盛しているようでした。

宿泊して1週間が過ぎた頃、1日だけどうしても違う部屋に泊まって欲しいと懇願されて案内された部屋が仏間でした。

自分は前述したように、幽霊とかそういうの信じないタイプなので、仏間でも全然、違和感とかもたない人間なんで普通に快諾しました。

子供の頃、両親の実家に遊びに行ったときとかも普通に仏間に泊まりましたし、田舎のもてなしで通される部屋は仏間というのが小さい頃から無意識の内にあったのかも知れません。

布団に入り電気を消して眠ろうとしても廊下の電気があってどうも寝付けません。

自分の足の方に障子の扉があるのですが、一部、素ガラスなので廊下が見えます。

寝付くまで色々なこと考えてました。

仕事のこと、彼女のこと、これからの自分。

ホント取り留めのないようなことを考えてたと思います。

どれくらい時間が経ったでしょうか、ふと足元の廊下に目をやると、ガラスが微妙に反射して、白い煙のようなものが動いてるような気がします。

「えっ火事?」

自分は反射の先が仏壇なので、線香とか消し忘れたのかと思い振り向こうとしましたが、体が動きません。

視線はガラスを直視したままです。

その白い煙のようなものは、だんだん人の形になっていきます。

映画のリングの貞子のように仏壇からゆっくりと這い出してきました。

「うわぁ~~~~」

自分では絶叫したつもりでしたが、声になりません。

視線は固定されたままですので女性の顔を見ることはできませんでしたが、顔に長い髪の毛があたる感触がしました。

彼女はゆっくりと旋回しとうとう、自分の視界に顔が入ってきました。

「????あれこの人?」

不思議と恐怖はありませんでした。

むしろ「どこかで会ったような?」という感情があり時間にして一分くらいは、こちらが金縛りにも関らず見つめてしまいました。(笑)

その間、彼女はずーと微笑んでいましたが、少し寂しそうな顔をするとまた煙のように消えてしまいました。
次の日、自分の疑問は旅館の娘さんを見て氷解しました。

似ている!

女将さんに朝食のとき、なんとなく訊ねてみました。

娘さんにお姉さんいますかってね。

そしたら何かを悟ったらしく、逆に質問されたので夕べの出来事を全て話しました。

そしたらボロボロと泣きながら6年前に事故で亡くした娘がいる事を話してくれました。

なんでも娘さんは結婚が決まってた相手がいたらしく、それが俺にそっくりで、俺が泊まりに来たときは家族揃ってびっくりしたらしい。

両家公認で家族ぐるみで付き合っていたらしいけど娘さんが不慮の交通事故で他界。

フィアンセの落胆ぶりと家族の落胆は大きかったらしいがタマタマ俺が泊まりに来たら一瞬だけど家族も姉さんが生きてた日々を思い出してすごく良かったと女将さんに言われて俺も思わず貰い泣きしてしまった。

あとで遺影の飾ってある部屋に案内されたとき、そこには夕べと変わらない微笑のやさしい娘さんの写真があった。

また目頭が熱くなった。

長文と駄文で申し訳ない(つω`)…

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