電話を取った兄貴が怯えた顔をし、次に自分が取ると「ワタシ、メリーチャン。アナタノウチニイルノ」と機械音声みたいな声が聞こえ思わず切ると、その後ずっと電話が鳴り続け…

1: 以下、名無しにかわりまして裏島哲郎がお送りします:2004/04/04(日) 04:44:44.44 id:Ur4Ma6T


自分が小学5、6年のとき、兄貴とばあちゃんと3人で家に居たんだよ。
両親は共働きだったから、帰ってくるのは2人とも午後9時くらいだった。
それで確か午後7時くらいだったかなぁ?
ばあちゃんが風呂入って、俺は部屋へ行った後に家の電話が鳴ってさ。

電話を取る前は、親のどっちかが「帰りに何か買ってこようか?」って電話だろうと思って普通に取ったんだよね。
そしたら受話器の向こうからは何にも聞こえないで、ちょっとしたら「ブツッ」って切れたんだよ。
まぁでも田舎だし、携帯の電波が悪かったんだろうって思ってたのね。
そしたらその5分後くらいに、また電話がかかって来てさ、「今度は兄貴が取れよ」って言って兄貴に取らせたわけ。
そんで兄貴が受話器を取ったわけなんだけど、兄貴は凄く怯えたような変な顔をしてさ、すぐ受話器を置いちゃったんだ。

「どうかしたの?」って聞いたら、「何か変な声がしたから切った」って言うんだよね。

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当時、家の電話は変な勧誘が怖いからって、電話帳にも載ってなかったんだ。
だから、きっと何かの聞き間違いか、兄貴が俺を怖がらせようとしてるんだって思ってた。
そして、その後また電話がかかって来た。
「お前が出ろ」って兄貴に言われて受話器を取ったら、受話器の向こうから、

ワタシ、メリーチャン。アナタノウチニイルノ

って機械音みたいな声で喋りかけられた。
さすがに怖くなってすぐに受話器を置いたら、兄貴が「お前も聞いたか?」って言ってくるんだ。
どうやら兄貴も同じようなことを言われたらしい。
俺らは怖くなって、また電話がかかってきても無視してたんだ。
そしたら5分おきぐらいに、親が帰ってくるまでずーっと電話がかかってた。
俺も兄貴も涙目で耳塞いでたんだ。

そしたら玄関のドアが開いて、ふすまが風でゴトッって動いたんだ。
びっくりしてそっちを凝視してると、何のことはない、親父が帰って来たんだよ。
それで親父に事の顛末を話したら、怪談「メリーさん」を真似たいたずら電話だろうって言って、未だ鳴り続けてる電話を取ったんだよね。
そしたら電話の音量を上げたわけでもないのに、家中に響くくらいの大音量で、

アハハハハハハハハハハハハハハハ

って、あの機械音みたいな声が聞こえて来たんだ。
さすがにその晩は怖くて、家族全員(ばあちゃん除く)で一緒に寝たよって話。
それからは特に何もないけど、あの耳をつんざく笑い声は、10年程経った今でも鮮明に覚えている。
 

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