164: 名無し募集中。。。:2011/05/11(水) 03:09:51.58 ID:O
あんまり思い出したくない話なんだけど、
小学生の時、両親の離婚で引越ししてった幼なじみの女の子と交換日記してた。
でも途中から女の子が友達にも日記を書かせたりするようになってきて、
(Kちゃんはこっちでも楽しくやってるで。私がついてるからA君安心してや。みたいな事が書いてあったりした)
俺はそれがいい気分しなくてだんだん返すのが遅くなってった。
ある時、Kちゃんめちゃくちゃ長文で書いてきて、
嫌になってきてた俺は気が向いたらまた読もうってほったらかしにしてたんだ。
あんまり日が経ってしまったら、今度は今更返すのもバツが悪くなってしまって、ずっと置いてあった。
でもある日やっぱり悪いなと思って読もうとしたら、ノートがない。部屋どこ探しても見つからない。
母親に聞いたら、Kちゃんがノート返してほしいって家に来たから返しておいたって言う。
そんなの聞いてない!ってケンカになった。
それからKちゃんからノートが送られてくる事はなかった。
165: 名無し募集中。。。:2011/05/11(水) 03:11:21.77 ID:O
しばらくして俺らが中学に上がる頃くらいにKちゃんが事故で亡くなった。
(本当に事故なのかどうかは分からない)
その時母ちゃんに聞かされたのはノートを家に取りにきたすぐ後くらいにKちゃんが入院してた事。
そのきっかけが母ちゃんがKちゃんの様子がおかしいって学校に連絡した事だった事。
なんでも家に来たKちゃんは別人みたいな大人みたいな話し方で
「Kちゃんが交換日記をどうしても読みたがるから返して下さい」
とまるで他人事のように言ったらしい。日記の事も知ってた母ちゃんは
部屋から日記を探して渡したんだけど、気味が悪くなって学校に連絡した。
俺はあの時最後の日記に何が書いてあったのか、なぜ読んであげなかったのかとても自分を責めたけど、うちの親はもっと身近にいた人達も分からなかったんだから、まして子供だったお前が自分を責める必要はない、って言ってくれた。
でもやっぱり心は今でも晴れない。
この話しもう少し続きがあります。
166: 名無し募集中。。。:2011/05/11(水) 03:13:14.75 ID:O
実際、俺が怖いのはこの後の話。まあ怖いのは俺だけだと思うけど。
もう何年も前だけどKちゃんが亡くなってから3年~4年経ったある日、
突然Kちゃんの父親が家に俺を訪ねて来たの。俺は会えなかったけど。
Kちゃんは母親に引き止られてたんだけど、父親はお葬式には来てなかった。
父親が言うには俺がKちゃんと転校してからも仲良くしてくれてたと聞いて、
一言どうしてもお礼を言いたくて訪ねてきたらしかった。
恥ずかしながらKちゃんが亡くなった事も最近まで知らなかったと。
とても寂しそうな優しい表情で俺に会えなかった事を残念そうにして、
とても感謝してると伝えて下さいと言ってたそうだ。
でもなんか怖いんだよ。Kちゃんの父さんは本当に俺にお礼を言いたくて会いに来たのかなって。
本当は俺を恨んでるんじゃないのか。最後の日記に何が書いてあったのか?
Kちゃんは俺に何が言いたかったのかな?
ぶっちゃけ母親の方は俺でも分かる人間の屑だったからあれだけど、お父さんはさ。
今まで死んだ事も知らされないで。日記も見たのかもな。分からないけど無性に不安になる。
今でも時々、夜後ろから人が走ってきたりすると怖くて仕方ない時がある。
終わりです。長々と読みにくい乱文で申し訳なかったです。
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