友達Bの家に皆で泊まりに行き、0時くらいには各々好きなことをするように→そんな中Bがトイレに立ったが、一向に戻って来ず「遅いな…」と言おうとして言葉が途中で止まった

1: 以下、名無しにかわりまして裏島哲郎がお送りします:2004/04/04(日) 04:44:44.44 id:Ur4Ma6T

知り合いの話なんだが、実話を一つ。

俺の知り合いTが、ある日友達Bの家に複数人で泊まりに行ったんだそうだ。

Bの家は最近引っ越したらしく、軽いお披露目会のようなものだった。

しばらくはみんなでボードゲーム等していたのだが、深夜0時をまわったあたりで、各々漫画を読んだり好きなことをしていた中、Bがトイレに立ち上がった。

しかし、何十分経っても戻ってこない。

大の方にしても遅すぎる。

Tは少し不安になり読んでいた漫画から目を離し、「あいつ遅いな」と周りの友達に言おうとした。

・・・が、その言葉は喉で止まった。

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トイレに行ったはずのBが部屋に居るのだ。

「おかしい・・・」

視界の端ではあったが、確かにBがトイレに行くのを見た。

何より部屋のドアを開けて、閉める音さえ記憶している。

怖くなったTはBに、「お前さっきトイレに行かなかった?」と聞いた。

周りの友達も、どうやらドアの音を聞いていたようで、「俺もBがトイレに行ったと思ってた」と言った。

当のBはずっと部屋に居たと言うのだが、部屋を出るドアの音はBも聞いたのだと言う。

つまりドアは間違いなく開けられ、そしてその音を部屋に居る全員が聞いている。

だが部屋に居る人の人数は変わっていない。

あの時一体、誰が出たのだろうか?

結局、その夜は怖くなってしばらくして寝たらしいのだが、寝ている最中も、電球がチカチカしたり自分達以外の人の気配を感じたりで、なかなか眠れなかったらしい。

その日はそれで終わったが、それ以降も日常で、そういう現象が度々起こるようになった。

親や兄弟が居るリビング等でも「自分達以外の誰か」が部屋から出る音を聞いたりするようになった。

他にも小さい怪奇現象も起きるので、さすがにBの両親も不安になって、ツテで霊感のある人に家を見てもらった。

どういう調べ方をしたのかまでは聞いてないが、Bの家は鬼門の方向に建っていたそうだ。

結局、Bの家族は1年程してまた引っ越したらしい。

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