1: 以下、名無しにかわりまして裏島哲郎がお送りします:2004/04/04(日) 04:44:44.44 id:Ur4Ma6T
これも小学校のときの話
ちょうど今ごろの時期のこと、夏休みですることがなかったのか普段は入らない二階の客間に入った。
いつもなら雨戸が開いていて日が差し込んでいるはずなのにその日に限って雨戸が締め切ってあった。
八畳間から入って奥の六畳間へと続いているのだが
その六畳間の奥は雨戸が閉まっていてさらにガラス窓が締め切られていた。
そこに何かが映っていた。なんだろうと思って八畳間を突っ切って
六畳間に入ろうとしたときに体が動かなくなった。
いったらいけない。でも窓ガラスに映ったものからは目が離れない。
映っているとしたら自分か、部屋の内装のはずだった。
自分も部屋も移映っていない。窓ガラスに映っていると思ったものは
雨戸と窓ガラスの間でゆらゆらと踊っているようだ。
まるでピエロのような、でもはっきりはしていない。
そんななにかがゆらゆらと踊っているようだった。
それからピエロのようなものをどのくらい見つづけただろうか。
ものすごく長いようでも一瞬のようでもあった。
一階にいた親に呼ばれて意識がそっちにいったはずみで体が動いた。
一目散に階段を駆け下りてそのあとは覚えていない。
ただ昼間に入ったはずの部屋から出ただけで夕方になっていた。
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