消える部屋の光

短編

拓也は夜遅くまで仕事をしていた。深夜、ふとトイレに立つときに部屋の電気をつけたままにしていた。しかし、戻ってきたときには部屋の電気が消えていた。「あれ、消した覚えはないのに…」と不思議に思いながらも、再び電気をつけた。しかし、今度は数秒後にまた電気が消えた。

「誰かがいるのか?」拓也は恐怖を感じ、部屋中を確認したが、誰もいない。さらに不安が募り、スマートフォンのライトをつけたまま過ごすことにした。その夜、部屋中に何者かの呼吸音が微かに聞こえ始めた。それは静かに、だが確実に彼の背後から近づいてきている。

翌朝、彼は電気がつけっぱなしのまま眠ってしまったことに気づいたが、またもや電気は消えていた。そして、彼のスマートフォンには、見知らぬ誰かが彼の背後に立っている映像が残されていた。

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